一般的に言えば、サトルくんは性同一性障害だ。体は男だが心は女である。
サトルくんがまだ学生の頃に、経営している店のアルバイトとして雇っていた僕は、たびたびそんな彼の相談に乗っていた。
サトルくんは社会的通念に欠けているわけではない。その仕事ぶりや周りへの接し方などから、彼が社会人として何ら問題がないことは僕が保証できる。同性愛者というのは個性でしかない。
しかし、どうしても、アブノーマルなことを想像する人間が多いこの世の中、同性を性的対象として見ていると思われても仕方がない。「同性が好きなんて気持ち悪い」・・・これが偽らざる世間の本音だ。いくらLGBT問題が一般化されようとも拭えない深層心理はある。実際に他人に性交渉たるべき行動をとれば、それはノンケでもゲイでも単なる性犯罪者なのだから、偏見も甚だしい。
僕にしてみれば、異性の穴にズコバコとおしっこ棒を突っ込んでいる方が遥かに気持ち悪い行為だ。しかし、それは人類1億年に刻まれ続けた生殖の歴史であり、これに逆らうことは1億年を敵に回すようなものなのである。当時の僕には壮大すぎる敵だった。
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こうして、学校を卒業して一般企業に就職したサトルくんではあったが、そんな世間の偏見に次第に耐えられなくなっていったそうだ。
やがて、サトルくんは3年ぶりに僕のもとに戻ってきた・・・ニューハーフとなって。男性として生きることが苦しいならば、いっそ女性になろうと言う結論に彼は達したのだ。
「ニューハーフのフェラなら違和感ないでしょ?」
女になったサトルくんは、僕のチンコを咥えてくれていた。男臭いゲイのフェラでも弱弱しい女のフェラとも違う、これがニューハーフのフェラのクオリティなのか。僕はサトルくんのフェラに3年間の重みを感じた。
思えば、サトルくんがバイトをしていた頃、僕は彼の愛を受け入れることができなかった。僕もやはり世間同様に周りの目を気にした結果だった。
だが、サトルくんはこうしてニューハーフとなって僕のもとに帰ってきた。実はこれが僕の望んだ結末だったのかもしれない。
僕も当時は悩んだものだ。周りの目を気にした僕は自分自身を恥じてずっと悔いてきた。
しかし、今ならば、あの時、本当はサトルくんを愛していた僕の気持ちをウソ偽りなくニューハーフとなった彼に告げることができる・・・彼のフェラを受けながら、ああチンコ切らなくてよかった、としみじみと思った。
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